Maymaum’story   2018年 5月○印はお休み  

 

5月13日は竹酔日(ちくすいじつ)です。

竹を移植するのは旧暦5月13日に行うと良いと言われているそうです。これは、この日は竹が酔っていて、移植されてもわからないという説があります。

そこで、今月は竹の雑学を調べてみました。

世界の竹博士」こと故・上田弘一郎さんはこう語ったそうです。「竹は木のようで木でなく、草のようで草でなく、竹は竹だ!!」つまり竹はそこらにある植物なのではなく「竹」と言う一つの生物だと言う説。竹林の多くは元は1本の竹を植えると、次々と地下茎を伸ばして行く。つまり、竹林に何百本の竹があっても、生き物としては1つの個体ということですね。土地からの必要な栄養を使い果たすとそれ以上は生きていけない。そこで非常手段として花を咲かせ種を増やす。花は滅多に咲かない。一度開花すると竹は枯れてしまう。マダケは120年周期で花を咲かせるそうです。

竹と笹  竹の子が成長した後、稈鞘(かんしょう、竹の子や竹の皮)が早く落ちるものが竹。稈鞘が長く残っているものが笹。全体的に笹の方が小型。

竹の利用  明治時代のイギリスの日本学者、チェンバレンは「日本では竹で作れないものはない」と言っている程色々な物が作られています。

竹垣、物干し竿、旗材、熊手、竹ホウキ、茶せん、水筒、箸、串、カゴ、ザル、弓矢、竹刀、尺八、笛、物差し、竹馬、竹トンボ等。物差しは加工しやすさの他に、温度による伸縮がなく湿度にも影響されない竹の特質が生かされたもので、東京オリンピックの時のマラソンコースは竹尺で計測されたそうです。

籠と笊の違い

 編み込む時、竹の表面を外側に使用しているのが籠(かご)内側に使用しているのが笊(ざる)

竹簡(ちっかん)古代中国では紙が発明される以前、竹を短冊状に切ったものを紙の代わりに使っていたことから。皮の紐で編みつなぎそれを書物としていた。

本を1冊、2冊。手紙を「書簡」と言うのもここから来ています。

 

「簡単」も竹簡1枚だけで済むと言う意味。「編集」は竹簡などを紐で編むことから。また、歴史を「青史」と言うのも紙のない時代に記録を青竹に書き込んだことによるそうです。亜梨の雑学+日記より引用させて頂きました。