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Maymaum’story 2015年 7月
7月26日・27日連休させて頂きます。
7月6日はピアノの日です。
1823年この日初めてシーボルトが日本にピアノを持ち込みました。
学校などに行けば音楽室などに必ずと言っていいほど
あるピアノですが、実はこの「ピアノ」という
称は“音が小さい”という意味だそうです。
この楽器ひとつでオーケストラのような演奏ができ、
大きな音も出すことが可能な万能楽器の名称が
“音が小さい”になってしまったのでしょうか?
その秘密は、ピアノという楽器の開発当時にあり
当時、ピアノがまだ存在しない時代には鍵盤型の楽器と言えばチェンバロが主流。
チェンバロは、鍵盤をたたくと弦を引っ掛けて音を出すような造りになっているので鍵盤をたたく強さを変えても音の強弱を調節することが殆ど出来なかったそうです。
そのような不都合を解消するために作られた新しい楽器が、ハンマーで弦をたたいて音を出す仕組みのピアノだったのです。
ピアノは弦をたたいて音を出すため鍵盤をたたく力の強弱によって大きい音も小さい音も出すことができるのが最大の売りでした。
そこで、大々的のこの新しい楽器を売り出す際に音が小さいという意味の“ピアノ”と、音が大きいという意味の“フォルテ”をくっつけて“ピアノフォルテ”という商品名で売り出すこととなり、この楽器の特徴をそのまま表した商品名にしました。
その後、その名前は省略されて音が小さいという意味の“ピアノ”だけが残ってしまったというわけですね。
現在のピアノの鍵盤は
1オクターブの7つの幹音が白鍵、その間の5つの半音が黒鍵です。けれども、モーツァルトが活躍していた18世紀のピアノは、今の白鍵の部分が黒色、黒鍵の部分が白色で、ちょうど反対になっていました。
ピアノだけでなく、当時はオルガンやチェンバロの鍵盤も、現在と白黒さかさまのものが主流だったのです。ところが、
19世紀になってピアノが鍵盤楽器の主役になると、いつのまにか白と黒の位置関係が入れ替わってしまいます。
その理由はよく分かりませんが、視覚的に白い色は浮き上がり、黒い色は引っ込んで見えるので、張り出している半音の鍵盤を黒くした方が、見た目に安定感があるためとも、ピアノが普及するにつれて、白を主体とした明るい鍵盤の方が好まれるようになったためとも言われています。ピアノ雑学より
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