7月25日は最高気温記念日
1933年のこの日、山形市で最高気温40.8℃が記録されました。
この記録は長らく日本の最高気温記録となっていましたが、2007年8月16日に熊谷市と多治見市で
40.9℃を観測し、なんと74年ぶりに記録が更新されました。
気温といえば温度計ですね。今月は温度計の雑学より
温度計の赤い液の正体とは?
赤い液体の正体はストーブなどに使う灯油それに赤い色素を混ぜたものです。
灯油は170℃が沸点で-30℃が凝固点なので100度の測定が可能になります。
日本で初めて温度計が作られたのは1768年にエレキテルや方位磁石を作った事で有名な平賀源内によるものでした。
実は温度を表す時は何種類かの言い方が在ります。
摂氏温度は、セルシウスが提唱しました。
セルシウスの「セ」から、「摂氏」、「氏」は誰々氏というときの「氏」で人の名前だよということを表している、Celcius の頭文字・C をとって、区別するときは、20℃、のと書きます。日本を含む多くの国で使われている温度の単位です。
標準気圧での水の氷点を0度、水の沸点を100度としています。
日常で触れる水の変化が基準になっているのでわかりやすく、世界的にもこの単位で統一する流れとなっています。
華氏温度は、ファーレンハイトが提唱しました。
ファーレンハイトの「ファ」から「華氏」(中国語では「華」は「ファ」なので)、
Farenheit の頭文字・Fをとって、区別するときは、20°F、のように書きます。
標準気圧での水の氷点を32度、水の沸点を212度としています。
諸説ありますが、当時のもっとも寒いときの気温を0度、体温を100度として設定されました。普段の生活ではマイナスにはならないこと、1度の差が細かいので小数点をあまり使わずに済むなどの利点もあり、摂氏が主流になってきてもアメリカなどでは根強く使われ続けています。同じ数字でも温度は全然違うのです。
摂氏の30℃は、華氏では86゜Fになるのです。
換算方法は、摂氏 = (華氏-32)×5/9となります。