3月3日は3の日です。「三種の神器」「日本三景」等、日本で古来より三つで括ると安定すると考えられたのはなぜかを等を研究している団体日本三大協会が1993(平成5)年に制定しました。そこで3づくしなものを調べてみました。

先ず、東京タワーですね。昭和33年に完成し、高さは333m(より正確には332.6m、海抜351mです。開所イベントは3月3日にして、展望台にある展望スペースはClub333と名付け、工費は30億円で、決算期は3月31日です。平成3年3月3日には、完成33周年と3にちなんだ数なりました。

元号が変わっても3に関係しているのは凄いですね。

次は、京都七条の天台宗の三十三間堂です。建物の長さが33間あるからこの呼び名になっていると思っている方が多いですね。実はそうではありません。これは、本堂の内陣の柱と柱の間が33あることによるものです。ここで言う「間」(けん)は長さの単位ではなく、社寺建築の柱間の数を表す用語です。実際の本堂の長さは南北約120メートルあるそうです。また33という数字は観音菩薩が33種類の姿に身を変えて人を救うという信仰によるものであり、三十三間もこの観音様の33種の姿に合わせたものです。またここには仏像が33、333体あり、必ず自分の顔に似た仏像があるそうです。

日本だけでなく、世界でも何か代表的なものを限定して挙げるときは3大XXX、3XXXが多いですね。「3」は神の数とも言われます。

ことわざ・慣用句・世界観など「物事を3つでくくる」考え方が世界共通して見られました。3には1や2に無い安定感があり、4では中途半端な感じで、5ではちょっと多い。つまり『世の中は「3つ」揃ってはじめて安定する』は人に共通した感覚で、だからこそ「3」が文化や国境を越えて用いられているのかもしれません。

安定と調和の数字「3」メイマウムは平成3年3月30日に開店いたしました。25年になります。26周年・27周年・28周年・29周年そして、平成33年3月30日に30周年で一区切りいたします。ではでは 4月号で §)^o^(§